更新の案内が来て、手が止まる。
来月も同じ時間に行くのか、と思うと、少しだけ気が重い。
「もういっかな」
この言葉、テニスポットのライブ配信でもそのまま出てきました。初中級のあたりがいちばん飽きやすい、という話の流れでした。
五十嵐(編集)
「もういっかな」の破壊力、すごいですよね。。
結論から書きますね。
辞めたくなる理由は、だいたい3つに分かれます。そして3つとも、辞めなくても試せることがあります。
| 理由 | 先に試すこと | |
|---|---|---|
| ① | 変化が見えない | 数字をひとつ決めて、4週間だけ測る |
| ② | クラスが変わらない | コーチに「上がりたい」と直接言う |
| ③ | 打てていない | 辞めるのではなく、月1回だけ外で足す |
辞めたほうがいい場合も、最後に正直に書きます。順番に見ていきましょう!
理由①:変化が見えないから辞めたくなる
いちばん多いのが、たぶんこれです。
通ってはいる。毎週打ってもいる。それなのに、半年前と何が変わったかを聞かれると答えられない。
なぜ分からないのかというと、測る基準を持っていないからです。
「安定してきた気がする」は測れませんよね。測れないものは、良くなっても気づけない。そして気づけないものは、続ける理由になってくれません。
✅ 先に試すこと:数字をひとつだけ決める
たとえば「フォアのクロス、10球中何球入るか」。これだけで十分です。
ノートでもスマホのメモでもいいので、レッスンの最後に3分だけ測ってみてください。
4週あれば、動いているか止まっているかは見えてきます。 動いていれば、辞める理由がひとつ減りますよね。
この測り方については、テニスの練習、何をすればいいかわからない方へ【FACTメソッド】で詳しく書きました。
理由②:クラスが変わらないから辞めたくなる
2年通って、まだ初中級。
これが続くと、通っている意味が分からなくなってきます。
ただ、ここで知っておいてほしいことがあります。クラスアップの基準は「全ショットの総合点」ではありません。
テニスポットのライブ配信で、代表が現場の内側を話しています。コーチがクラスアップで見ているのは、次の2点だけだそうです。
- その人を入れたときに危険じゃないか
- 練習メニューが成立するか
※ ライブ配信の自動字幕をもとに、読みやすく整えています。表現は【要確認】です。
五十嵐(編集)
「全部まんべんなく」じゃなかったんだ、と思いました
つまり、見られているところが分かれば、やることは絞れます。 全部を少しずつ練習する必要はありません。
✅ 先に試すこと:コーチに直接聞く
やることはこれだけです。
「中級に上がりたいです。どうやったら上がれますか」
費用はかかりませんし、1分で終わります。
そして、ここが意外に大事なところなのですが、コーチ側はその人が上がりたいかどうかを知りません。 初中級でのんびり続けたい方も実際にいらっしゃるので、言わないと上げてもらえないわけですね。
詳しくはテニスで初中級から中級に上がれない本当の理由にまとめました。
理由③:打てていないから辞めたくなる
通っているのに、打った気がしない。
これは気のせいではありません。グループレッスンという形式そのものから来ています。
1面に6人や8人が入って順番に打つ以上、どうしても待っている時間のほうが長くなります。
レッスンの記録にも、同じ趣旨の言葉が残っていました。
スクールだとなかなか打てないしアドバイスがもらえない
いつもは苦手のショットに対して、徹底して球出しをする時間があまりない
テニスポット調べ(2026年10月)では、体験・単発に来られた20組のうち13組が、最初の希望としてこの種類の話を挙げていました。
✅ 先に試すこと:辞めるのではなく、足す
スクールでしか手に入らないものがあります。
- 毎週決まった時間に打つ、という習慣
- 同じレベルの練習相手
- 1回あたりの安さ
ここはプライベートレッスンでは代えがききません。足りていないのは、打球数と「苦手だけを続ける時間」のほうですよね。
役割が違うので、片方を切る必要はありません。 月1回だけ外で埋める、という使い方をされている方も実際にいらっしゃいます。
比較はテニスのプライベートレッスンとスクールは何が違うのかにまとめてあります。
辞めたほうがいい場合もあります
ここは正直に書きますね。
コーチとの相性がどうしても合わない場合。 クラスやコーチを変えてみて、それでも改善しないなら、その環境にこだわる理由はないと思います。
時間帯が生活と合っていない場合。 毎回「行くのがしんどい」が先に来るなら、場所か時間を変えたほうが早いです。
テニスより優先したいことができた場合。 これは何の問題もありません。休んでも、テニスは逃げませんので。
弊社がいちばん避けたいのは、「自分には向いていない」と結論づけて離れてしまうことです。
環境が合わなかっただけなのに、それを才能の話にしてしまうと、戻ってきづらくなってしまいます。
このあたりはテニスにセンスがないと感じる人へに書きました。
分かっていないこと
正直に書いておきます。
「辞めたい」と思った方が実際にどれくらい辞めているのか、弊社はデータを持っていません。 スクール側の継続率は公開されませんし、弊社が調査したわけでもないからです。
上の3つの分け方が網羅的かどうかも、検証できていません。 レッスンの記録とライブ配信で出てきた話をまとめたものなので、他に理由がある可能性は十分あります。
4つめが見つかったら、この記事は書き直しますね。
よくある質問
Q. 休会と退会、どちらがいいですか
迷っているなら休会だと思います。退会すると、再開するときに手続きと入会金がもう一度かかるスクールが多いためです。戻る可能性が1割でもあるなら、休会のほうが安く済みますよ。
Q. 辞めたあと、1人で続けられますか
壁打ちと自主練だけで続いている方は、正直あまり見かけません。1人だと基準が無いので、やっているうちに何のための練習か分からなくなってしまうようです。誰かと打つ予定が入っているかどうかが、だいぶ効いている印象があります。
Q. モチベーションが上がりません
上げようとしなくて大丈夫です。やる気で続けている方より、「水曜の夜はテニス」と決まっている方のほうが続いている印象があります。気持ちより、予定のほうが強いのだと思います。
Q. 他のスクールに移るのはアリですか
アリだと思います。ただ、移る前に「何が不満なのか」を3つの理由のどれかに当てはめておいてください。そこが変わらない移籍だと、半年後に同じ場所に戻ってきてしまいます。
辞めたくなったとき、いちばんもったいないのは理由が分からないまま辞めることだと思っています。
変化が見えないのか、クラスが変わらないのか、打てていないのか。
どれなのかによって、やることは全部違います。そして3つとも、辞めなくても試せることです。
自分がどれなのか分からない、という方は、LINEで送ってください。「2年通ってるけど最近きつい」くらいで大丈夫です。切り分けるところだけでも、一緒にやりましょう!
ではでは!
