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テニスノートの書き方。アドバイスを整理する【マインドマップ】

テニスノートの書き方アドバイスを整理する【マインドマップ】

レッスンでもらったアドバイスを、メモしている。

それなのに、翌週には何のことだったか思い出せない。

原因はメモの量ではなく、置き場所です。

テニスポットでは、アドバイスを 心技体戦術マインドマップ という1枚の地図に置いていきます。この記事では、その書き方を解説していきます。

五十嵐(編集)

自分のノート、ただの箇条書きでした。。

マインドマップを使ったテニスノートの書き方!テニスが上手くならない人へ!

なぜメモが上達につながらないのか

結論から書きます。アドバイスが「どの場面の話か」と切り離されて記録されているからです。

たとえば「もっと上から叩いて」とメモしたとします。

1週間後にこれを読んだとき、何の話か分かるでしょうか。フォアなのかバックなのか。攻めるときなのか、つなぐときなのか。

場面が特定できないアドバイスは、使えません。

上級者ほど抽象的に話します

テニスポットの動画で、代表がこう話しています。

上級者同士のやりとりは、すごくキュッと絞った中で抽象的に話している。それを一般の方が聞くと、別の意味で受け取ってしまう

※ 動画の自動字幕をもとに、読みやすく整えています。表現は【要確認】です。

上級者同士は前提を共有しているので、短く抽象的に話せます。ところが、その会話をそのまま持ち帰ると、前提が抜けた一言だけが残ります。

アドバイスを上達に活かす3つの原則

テニスポットが動画で挙げているのは、次の3つです。

原則やること
①具体的に噛み砕くそのアドバイスは「何に対して」言われているのかを特定する
②具体と抽象を使い分ける抽象的な言葉は、自分のレベルに翻訳してから記録する
③相手のレベルに合わせる人に教えるときも同じ。抽象のまま渡さない

このうち①が、マインドマップの出番です。

心技体戦術マインドマップの構造

テニス全体を、4つの幹に分けます。そこから枝を下ろしていきます。

テニス
├ 心(メンタル)
├ 技(技術)
│   ├ サーブ
│   ├ リターン
│   ├ ストローク
│   │   ├ フォアハンド
│   │   │   ├ オフェンス   → スピン/フラット/スライス
│   │   │   ├ ニュートラル
│   │   │   └ ディフェンス
│   │   └ バックハンド
│   └ ネットプレー
├ 体(フィジカル)
└ 戦術

この地図のうえに、アドバイスを置いていきます

さきほどの「もっと上から叩いて」を置いてみましょう。

技 → ストローク → フォアハンド → オフェンス → スピン

ここまで下りて、はじめて「攻めるときのフォアを、スピンで厚く当てる」という意味だったと分かります。

五十嵐(編集)

同じ一言でも、枝が違えばまったく別の指示なんですね

枝が分かると、矛盾も消えます

「コーチによって言うことが違う」という相談をよく受けます。

ただ、枝に置いてみると、違う枝の話をしていただけというケースがかなりあります。

  • Aコーチ:ディフェンスの枝で「高く深く返して」
  • Bコーチ:オフェンスの枝で「もっと前で叩いて」

どちらも正しいわけですね。同じ平面で比べていたから矛盾して見えていた、というだけです。

書き方の手順

✅ ステップ1:レッスン中は言葉のまま書く

その場で分類しようとしないでください。打つほうに集中できなくなります。

✅ ステップ2:帰ってから枝に置く

5分で十分です。「これはどの枝か」を考えるだけ。

ここで枝が決まらないアドバイスは、次のレッスンでコーチに聞いてください。「それはフォアの攻めるときの話ですか」と聞けば1分で解決します。

✅ ステップ3:枝の偏りを見る

1か月分を並べると、同じ枝ばかりにアドバイスが集まっていることに気づきます。

それが、いまのあなたの課題です。

ちなみに、テニスポット調べ(2026年10月)でレッスンカルテ約80回分を課題の出てくる順に並べると、1位がバックハンド、2位がストロークの安定、3位がサーブでした。枝は、だいたい偏ります。

✅ ステップ4:1つの枝に絞る

全部の枝を同時には直せません。どれを今期やるかを決めて、残りは置いておきます。

この「絞って捨てる」の考え方はテニスの練習、何をすればいいかわからない方へ【FACTメソッド】の F にあたります。

戦術の枝は、DNOで下ろせます

4つの幹のうち「戦術」は、そのままだと抽象的すぎて置き場所に困ります。

ここはテニスポットの DNO戦略で分けると下ろせます。ディフェンス(時間を作る)/ニュートラル(崩す)/オフェンス(取りに行く)の3つですね。

つまり、ストロークの枝とDNOの枝がここで接続します。

そもそも、どの枝を選ぶかは目的で決まります。この順番の話はテニスが上達しない原因は練習の順番でしたにまとめました。

分かっていないこと

正直に書いておきます。

マインドマップを書いた方と書いていない方で、上達に差が出たかどうかは計測していません。

レッスンの記録に「ノートを書いている」という項目が無いので、比較のしようがない状態です。

それから、枝の分け方はテニスポットの整理であって、唯一の正解ではありません。 人によっては「戦術」を幹にせず「技」の下に入れたほうが使いやすいかもしれません。使いながら変えてください。

よくある質問

Q. アプリと紙、どちらがいいですか

どちらでもいいと思います。枝を足したり動かしたりするのでアプリが楽ですが、私は紙に書いて写真を撮っています。

Q. 全部の枝を埋める必要はありますか

ありません。アドバイスをもらった枝だけ埋まっていけば十分です。空いている枝は、まだそこに課題が無いということです。

Q. 1回のレッスンでアドバイスが多すぎます

多すぎる場合は、コーチに「今日のいちばん大事な1つはどれですか」と聞いてください。 全部持ち帰ると、結局どれも残りません。

Q. 自分で枝を判断できません

最初は難しいと思います。「技か、戦術か」の2つに分けるところから始めてみてください。それだけでもだいぶ整理されます。

Q. そもそも何を練習すればいいか分かりません

枝より手前の話になります。テニスが上達しない人がはまる4段階【負のスパイラル】の①から読んでみてください。


メモが残らないのは、記憶力の問題ではありません。

置き場所が無いまま書いているから、戻れなくなるだけです。

まず1枚、幹を4つ書いてみてください。心・技・体・戦術。それだけで今日のアドバイスの行き先が決まります。

枝のどこに置けばいいか分からないアドバイスがあれば、LINEでそのまま送ってください。一緒に分解していきましょう!

ではでは!