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テニスが上達しない人がはまる4段階【負のスパイラル】

テニスが上達しない人がはまる4段階

上達が止まったとき、人は「練習が足りない」と考えがちです。

ただ、テニスポットが相談を受けていて思うのは、止まる前にもっと手前の段階があるということです。

テニスポットでは、この流れを 負のスパイラル と呼んでいます。4つの段階があります。

① 言われるがままテニスをする(受動)
       ↓
② 教えてもらってもわからない(混乱)
       ↓
③ つまり、俺は下手なんだ(自己否定)
       ↓
④ テニスが楽しくない(断絶)

結論から書きます。いま自分が何段目にいるかで、やることが変わります。

五十嵐(編集)

自分は完全に②でした。。

段階状態抜けるために必要なもの
① 受動指示通りに練習している目的(なぜ上手くなりたいか)
② 混乱教わっても自分に当てはめられない基準(できた/できないの線)
③ 自己否定才能のせいだと思い始める小さな成功(測れる1つ)
④ 断絶コートから離れる戻る口実(1回だけ打つ約束)

順番に見ていきましょう!

① 受動:言われるがままテニスをする

最初の段階です。ここは一見、何の問題もありません。

毎週通って、コーチの指示通りに練習している。真面目です。

問題は、その練習と自分の課題のつながりが見えていないことです。

なぜつながらないのかというと、そもそも「自分の課題」を言葉にしていないからです。目的が無いので、何が課題なのかも決まりません。

抜けるために必要なもの:目的

「強くなりたい」では足りません。

  • 「半年後の市民大会で1回戦を突破したい」
  • 「スクールの同じクラスの人とラリーを10往復続けたい」

ここまで下ろすと、今日の練習がそこに効いているかを自分で判定できるようになります。

考え方はテニスが上達しない原因は練習の順番でしたにまとめました。

② 混乱:教えてもらってもわからない

ここがいちばん人数が多い段階だと思っています。

アドバイスはもらっている。メモも取っている。それなのに、自分のプレーに落ちてこない。

テニスポット調べ(2026年10月)では、体験・単発に来られた20組のうち13組が、最初に「スクールでは打てない」「アドバイスをもらう時間がない」という趣旨の話を挙げていました。②で止まっている方が、それだけ多いということだと受け取っています。

原因は、受け取ったアドバイスが抽象的すぎることです。

たとえば「もっと上から叩いて」と言われたとして、それはフォアの話なのか、バックなのか、攻めるときなのか、つなぐときなのか。どの場面に対する指示かが分からないと、使いようがありません。

抜けるために必要なもの:基準

テニスポットでは、ここを数字に置き換えます。

「安定してきた」ではなく「10球中7球」。

主観を消すのではなく、主観の外側に1本だけ物差しを置く、という考え方です。手順はFACTメソッドにまとめました。

五十嵐(編集)

コーチに「それ何球中何球ですか」と聞くようになりました

③ 自己否定:つまり、俺は下手なんだ

②が続くと、人は原因を自分の内側に探し始めます。

「センスが無い」「向いていない」。 ここまで来ると、練習の量を増やしても戻りません。原因の置き場所が間違っているからです。

なぜ危ないのか

「センスが無い」は、確かめようがない原因です。

確かめようがないものを原因にすると、そこで思考が止まります。「仕方ない」の次に続く行動がありません。

一方、「足が止まっている」なら直せます。「目的を決めていない」なら決められますよね。

抜けるために必要なもの:小さな成功

ひとつだけ、測れるものを決めてください。

4週間だけ記録すれば、動いているか止まっているかは見えます。動いていれば、才能の話をする必要がなくなります。

詳しくはテニスにセンスがないと感じる人へに書きました。

④ 断絶:テニスが楽しくない

最後の段階です。本来の趣味が「苦痛の場」になり、コートから遠ざかります。

テニスポットのライブ配信でも、この状態の言葉がそのまま出てきました。「またこれか」が続いて、「もういっかな」になる、という話です。

※ ライブ配信の自動字幕をもとに、読みやすく整えています。表現は【要確認】です。

第36回 テニスポットラジオ|テーマ:初中級

抜けるために必要なもの:戻る口実

ここまで来た方に「もう一度がんばりましょう」は効きません。

必要なのは、1回だけ打つ約束です。誰かと予定を入れる。それだけで戻れる方がいます。

辞めるかどうかで迷っている段階なら、テニススクールを辞めたいと思ったら、先に試すことのほうが近いと思います。

逆回しが「正のスパイラル」です

テニスポットがやろうとしているのは、この4段階を逆に回すことです。

「これならできるかもしれない」(希望)
       ↓
「実際にできた!」(成功と喜び)
       ↓
「仲間と分かち合える」(自信と持続)

入口は希望です。そして希望は、やる気を出そうとしても湧いてきません。やることが決まって、道筋が見えたときに出てきます。

つまり、①の目的設定に戻るわけですね。

分かっていないこと

正直に書いておきます。

この4段階が、どれくらいの期間で進むのかは分かっていません。 数か月で④まで行く方もいれば、②で何年も止まる方もいます。弊社は時間軸での記録を取っていません。

それから、4段階にきれいに収まらない方もいます。 ③を飛ばして④に行く方、②と③を行き来する方。モデルは便利ですが、当てはめすぎないほうがいいとも思っています。

ここは、記録が増えたら書き直します。

よくある質問

Q. 自分が何段目か分かりません

いちばん近い言葉で選んでください。「何を練習すればいいか分からない」なら②、「自分には向いていない気がする」なら③です。

Q. 段階を飛ばして進めますか

進めると思います。ただ、②を飛ばして③の対処(成功体験)だけをやると、1回うまくいって終わります。基準が無いままだと再現できないためです。

Q. コーチに相談すれば解決しますか

①と②は、聞き方しだいでかなり解決します。「何球中何球できれば合格ですか」と聞いてみてください。③と④は、技術の相談とは別の話になります。

Q. 負のスパイラルという言葉は一般的なものですか

一般的な言葉ですが、この4段階の形はテニスポットが整理したものです。他社の定義とは違う可能性があります。


上達が止まったとき、原因を「練習量」に置くのはいちばん簡単です。

ただ、量を増やしても戻らない段階があります。 ③と④がそうです。

まず、いま自分が何段目にいるかを特定してみてください。そこが決まれば、やることは1つに絞れます。

自分でも分からない、という方はLINEで送ってください。「2年通ってるけど最近つまらない」くらいで大丈夫です。どこにいるのか、一緒に整理していきましょう!

ではでは!